ハードウェア安全機構:ECC、コアロックステップ、および内蔵自己診断(BIST)

ASIL-D 規格を満たすため、車載半導体はソフトウェアだけに依存した故障検知を行いません。単一ビット誤り訂正と二重誤り検出(SECDED)を備えたハードウェア ECC、空間的・時間的遅延を持たせたデュアルコア・ロックステップ、および起動時にハードウェアを全自動診断する BIST エンジンを搭載しています。

デュアルコア・ロックステップにおける時間的ジッター・遅延交錯の仕組み

同一シリコン上で 2 つの CPU コアが完全に同期して動作していると、外部からの電磁ノイズや電圧サージが両コアに全く同一のビットエラーを同時に引き起こし、比較回路を欺く危険があります。最新の ASIL-D チップでは、コア B の実行を意図的に 2 クロック遅延させ、物理的なチップ配置も 90 度回転させて配置することで、共通原因故障を物理的に完全に遮断しています。

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