FMEDA(故障モード影響診断解析)は、車載機能安全認証における定量的基盤です。定性的な議論にとどまる従来の FMEA とは異なり、FMEDA は回路図上の各抵抗、コンデンサ、IC ゲートを物理的な故障モード分布(例:オープン故障 70%、ショート故障 30%)へと厳密に細分化して計算します。本稿ではその数学的計算フローを徹底解説します。
潜在障害とは、予備系が稼働しているため即座には事故に至らないものの、冗長性が失われた危険な状態を指します。もし予備系も故障すれば即大事故になります。ISO 26262 ASIL-D は LFM 90% 以上を要求します。エンジニアは毎回のキースイッチ ON 時にハードウェア BIST を走らせることで、休眠中のバックアップ系統の健全性を常時担保します。